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お知らせ

「生息イメージ」のイラストをさらに196種へ追加しました(合計2,290種)

魚図鑑のイラストは、種によって「白背景版」と「生息イメージ版」の2枚を用意しています。前回の199種に続いて、今回はさらに196種が2枚立てになり、合計2,290種になりました。収録種数は約2,939種のままで、種の追加はありません

アプリの魚図鑑(日本語表示)でヒレナガスズメダイの生息イメージ版イラストを表示している画面
ヒレナガスズメダイ/礁斜面のサンゴの間。成魚は体の前半が暗い褐色で、後ろ半分とひれが黄色(日本語表示の例)
アプリの魚図鑑(日本語表示)でギャリックガンジスメジロザメの生息イメージ版イラストを表示している画面
ギャリックガンジスメジロザメ/豪州北部の濁った大河の河口。眼がとても小さく、背の灰色と腹の白の境目が眼よりずっと下(日本語表示の例)
アプリの魚図鑑(英語表示)でオキナヒメジの生息イメージ版イラストを表示している画面
Blackspot goatfish(オキナヒメジ)/前回描き直しにした1種。頭から尾へ走る帯と、尾の付け根の大きな黒い斑(英語表示の例)
アプリの魚図鑑(英語表示)でショールバスの生息イメージ版イラストを表示している画面
Shoal bass(米国南東部の川のブラックバスの仲間)/岩盤の浅瀬。虎じまと、尾の付け根の四角い斑(英語表示の例)

アプリの魚図鑑での表示イメージ。日本語・英語どちらの表示にも対応しています。イラストは左右にスワイプ(Web版はイラスト下の左右ボタン)で白背景版と切り替えられます。生息イメージ版がまだ用意できていない種は、これまでどおり白背景版の1枚だけを表示します。

今回は「その科の残り13〜29種」

図鑑は「目 → 科 → 属 → 種」とたどれます。前回までに「あと12種以内で揃う科」をすべて埋めたので、今回は「あと13種から29種で、その科の全種が2枚立てになる」9つの科をまとめて描きました。メジロザメ科・スズメダイ科・サバ科・イサキ科・フエフキダイ科・サンフィッシュ科・ニザダイ科・チョウチョウウオ科・ニベ科です。

このうちメジロザメ科・スズメダイ科・イサキ科・フエフキダイ科・ニザダイ科と、前回の描き直しが届いたヒメジ科6つの科は、科のページを開けばすべての種で2枚のイラストが切り替わるようになりました。サンフィッシュ科とニベ科は、有効な種として確認できない学名の行(整理予定)が1つずつ残っているため、それを除いて揃っています。サバ科とチョウチョウウオ科は、下に書く描き直し待ちの2種ずつを残すだけです。

サメは「どのひれの先が黒いか」

豪州北部とアジアの沿岸・河口にすむ小型のメジロザメの仲間13種。この仲間は、体の形がよく似ていて、どのひれの先が黒いかで種が分かれます。第2背びれの先だけが黒い「Australian Blackspot Shark」と「blackspot shark」(外見ではほぼ見分けられないので、豪州北部とアジアの海で描き分け)、背びれや尾びれに細い黒い縁取りだけが入る「Nervous Shark」、黒い斑をもたない「Creek Whaler Shark」とホコサキ、吻がこてのように平たいボルネオトガリアンコウザメ、眼の後ろに切れ込みのあるトガリザメ、そして濁った大河の感潮域にすむギャリックガンジスメジロザメ黒い斑のある・なしは13種すべてで確認しました

サンゴ礁の常連たち

スズメダイの仲間は14種。カリブ海の「Atlantic Sergeant Major」と、尾びれにハサミの刃のような黒い線が入るロクセンスズメダイ、全身レモン色のネッタイスズメダイ、頭が青く後ろへ黄色くなるレモンスズメダイ、マングローブの小川にすむリボンスズメダイ、豪州南岸のコンブの林にすむ大型の「Scalyfin」、ブラジルの岩場の2種。幼魚と成魚で色が大きく変わる種が多いので、すべて成魚の姿で描いています。コショウダイ・イサキの仲間は18種(黄色い線のニジコショウダイ、黒い点と黄色いひれの「Blackspotted rubberlip」、体の上3分の2にだけ黒い線が入るヒレグロコショウダイ、えらぶたの縁が赤い「Minstrel sweetlips」、砂泥底のミゾイサキの仲間6種など)。フエフキダイの仲間は20種で、赤い差し色の位置が決め手です(すべてのひれが赤い「Longfin emperor」、えらぶたの上に赤い斑が1つのホオアカクチビ、体の後ろに細長い黒斑のアミフエフキ、2013年に記載されたタマメイチヒキマユメイチの「眉」など)。

サバの仲間は「点か、線か、帯か」

サバの仲間は12種。サワラの仲間は体の模様で種が分かれます。短い線が並ぶ「Streaked seerfish」、途切れ途切れの長い線の「Kanadi kingfish」、丸い点の豪州の「Australian seerfish(Spotted mackerel)」、ぼやけた大きな斑の「School mackerel」、背側にだけ太い帯が入る「Grey mackerel」、橙色の点が並ぶ東太平洋の「Pacific sierra」。ほかに、側線が2本あるニジョウサバ、体高の高い「Short mackerel」、跳ねるカツオ「Leaping bonito」、豪州のハガツオ、大西洋のサバ2種(腹が無地の「Atlantic mackerel」と、腹にぼやけた斑のある「Atlantic chub mackerel」)が入りました。

北米の川のバスとサンフィッシュ

サンフィッシュの仲間は20種、すべて淡水です。ブラックバスの仲間は、2013年に1種から分けられた「Redeye bass」の一群が見どころ。元の記載論文にさかのぼると、ひれの色がはっきり違います(れんが色の「Redeye bass」、赤みのない緑の「Cahaba bass」「Tallapoosa bass」、尾に幅広い白い縁の「Warrior bass」、鮮やかな橙色の「Chattahoochee bass」)。虎じまの「Shoal bass」、雄の頬と腹がターコイズ色になるフロリダの「Suwannee bass」、テキサスの「Guadalupe bass」、コクチバスの亜種ネオショスモールマウスバスも。小さなサンフィッシュは、えらぶたの黒い「耳」の形と色で見分けます(細長く真っ黒な「Redbreast」、斜め上を向く「Northern」、赤い点の「Redspotted」と黒い点の「Spotted」、科で最小級の「Bantam」)。

尾の付け根に刃を持つニザダイ科

ニザダイの仲間は26種。テングハギの仲間は角とこぶで、クロハギの仲間は眼の後ろの印で種が分かれます。口より前へ長い角が突き出るヒメテングハギ、角の下の吻が極端に短いツマリテングハギ、背にこぶのあるオニテングハギ、吻の前が丸くふくらむトサカハギ、角をもたないテングハギモドキ、マグロのように細長いボウズハギ。眼の後ろに丸い黒斑のカンランハギ、細長い黒い帯のクロモンツキ、白い帯2本と白い点のゴマニザ、黒い体に白い尾のメガネクロハギ。尾の付け根の刃(骨質板)は、ボウズハギだけが1つ、豪州の「Spotted Sawtail」は3つ、「Australian Sawtail」は6つ前後——数も1枚ずつ確認しました

模様そのものが種、チョウチョウウオ科

チョウチョウウオの仲間は27種。青く縁取られた黒い丸のウミヅキチョウチョウウオ、縁取りのない黒い楕円のトノサマダイ、青い細長い斑のスミツキトノサマダイ、涙のしずくのような黒斑のイッテンチョウチョウウオ。眼の黒い帯が額までつながるニセフウライチョウチョウウオと、途切れて額に黒い点が独立するヒメフウライチョウチョウウオ。「く」の字の線のミカドチョウチョウウオ・ヤリカタギ・ベニオチョウチョウウオ、黒い体に白い点のハクテンカタギ、角のあるツノハタタテダイ、内湾の海草帯のテンツキチョウチョウウオ、豪州南西岸の冷たい岩礁の「Southern Butterflyfish」などです。

濁った河口の銀色の魚、ニベ科

ニベの仲間は28種。見た目が似た銀色の魚が多いので、下あごのヒゲ(1本/小さなヒゲの列/なし)や尾びれの形、ひれの色を確かめながら描いています。北米の大河の「Freshwater drum」と、アマゾンの「South American silver croaker」は淡水の魚。南アフリカの「Silver kob」、マダガスカルの「Madagascar kob」、口の中が黄色い「African weakfish」(現地名 Geelbek)、地中海の「Brown Meagre」と「Shi drum」、小さな黒い点のゴマニベ、北米東岸の「Weakfish」など Cynoscion 属7種も入りました。

ハゼも積み増し

残り種数がいちばん多いハゼの仲間からも17種。テッポウエビと巣穴を分け合う共生ハゼ(槍の穂先のような尾のヤジリハゼ、背びれが羽衣のように伸びるハゴロモハゼクロオビハゼ・オビシノビハゼ・ヒメシノビハゼ・シマオリハゼ)、ハナヤサイサンゴの枝にすむヨゴレダルマハゼ、貝殻や空き瓶の中にすむイレズミミジンベニハゼ、洞窟の壁のベニハゼ、青い点がきらめくヒメホシハゼなどです。

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前回の描き直しが届きました

前回、同じ仲間の有名な魚「オジサン」の模様(背から腹への帯)で届いたため描き直しにしていたオキナヒメジParupeneus spilurus)が、今回は本来の頭から尾へ走る帯尾の付け根の大きな黒い斑で届きました。これでヒメジ科15種が全種そろいました

描いてもらう前の検算も続けています

イラストは「この種はここが決め手」というメモを付けて依頼しています。学名や分布はデータベースから自動で入るので、間違いが残るとすればこの手書きのメモです。前回に続いて依頼する前にメモを図鑑や魚類データベースの記載と突き合わせ、約60種のメモを直しました。たとえば上の「Redeye bass」の一群は、最初は「見た目では区別できないので背景で描き分ける」としていましたが、元の論文にさかのぼるとひれの色に絵にできる違いがありました。直したメモは、直したとおりに描かれて届いています。

全点を目視で確認、4種は描き直しへ

寸法やファイル名の機械的なチェックとは別に、納品されたイラスト200点すべてを1枚ずつ目で見て種を照合する工程を今回も行いました。その結果、196点が合格、4点を描き直しにしています。

間違った絵は掲載していません。この4種は描き直しが届くまで、白背景版の1枚だけを表示します。お気づきの点があれば、ぜひアプリの「バグ報告」からお知らせください。

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