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魚種判定の AI を最新の Gemini 3.8 Flash に切り替えました

写真から魚種を判定する AI を、Google の最新モデル「Gemini 3.8 Flash」に切り替えました。いちばん大きく変わるのは無料の Bronze ランクで、当方の試験では第1候補の正答率が44.6% から 81.5% に上がりました。

サーバ側の切り替えは10月5日に済んでいて、いまお使いのバージョンのアプリから判定しても、すでに新しい AI が使われています。画面の表記を新しくしたバージョン 1.5.0 は、各ストアの審査が済みしだい順次お届けします。

「標準判定」と「じっくり判定」

1.5.0 から、判定の種類を「標準判定」と「じっくり判定」の2つに整理しました。どちらも同じ最新の AI を使い、違いは考える深さです。

判定の種類使える会員ランク特徴
標準判定すべて(Bronze から)すばやく判定します。多くの魚はこちらでも正しく判定できます
じっくり判定Silver 以上(Bronze も Fish Token 500 で1回だけ使えます)時間をかけて考えるので、見分けの難しい魚や写りの悪い写真でも外しにくく、自信が無いときは確信度を低めに出します

これまで画面に出ていた「Gemini 3.5 Flash」「Gemini 2.5 Flash」というモデル名は、表に出さないことにしました。AI のモデルはこれからも入れ替わっていくので、名前ではなく「どう判定するか」で選べるようにしています。設定画面での選択はそのまま引き継がれます。

試験の結果

会員ランクごとの正答率の変化を示す棒グラフ。無料(Bronze)は44.6%から81.5%に、Silver 以上は81.5%から82.3%に。釣果写真に近い65枚で、第1候補が正解した割合
釣果写真に近い65枚で、第1候補が正解した割合(切り替えの前後)。3ポイント未満の差は測定のぶれの範囲です

切り替えの前に、候補のモデルを同じ写真で比べました。使ったのは、市民科学のサービス iNaturalist に日本国内で投稿され、同定が確定した写真(研究用グレード・CC ライセンス)のうち48種93枚です。マダイとチダイ、ブリとカンパチ、メジナとクロメジナ、アイナメとクジメのように取り違えやすい組や、毒のあるフグ・ゴンズイ・アイゴも入れています。質問文はアプリと同じものを使い、上の図は、このうち手に持ったり地面に置いたりした釣果写真に近い65枚の結果です。

有料ランク(Silver 以上)の正答率はほとんど変わりませんが、確信度が0.8以上なのに外した「自信満々の誤答」は、これまでの8〜9件から3〜5件に減りました。

※ 93枚の小さな試験で、同じ条件で2回測ると正答率が最大3ポイント揺れました。実際の釣果写真での精度は、これから本番の記録で確かめていきます。皆さまの釣果写真は、この試験には使っていません。

なぜ無料のランクでも新しい AI を使えるのか

モデルごとの正答率と1回あたりの費用の散布図。Gemini 3.8 Flash は82.3%・0.0051ドル、思考を浅くすると81.5%・0.0027ドル。これまでの Gemini 3.5 Flash は81.5%・0.0198ドル、Gemini 2.5 Flash は44.6%・0.0056ドル。Lite モデルは52〜55%
正答率と1回あたりの費用。左上ほど「安くて正確」です

これまで高精度なモデルを Silver 以上に限っていたのは、判定1回あたりの費用が高かったためです。新しい Gemini 3.8 Flash は、これまでの上位モデル(3.5 Flash)と同じくらいの精度で、費用は約3分の1。考える深さを抑えた標準判定なら、これまで無料ランクで使っていたモデル(2.5 Flash)よりも安くなります。そのため、無料のランクでも新しい AI を使えるようになりました。

※ Google の価格は2027年1月に改定される予定のため、そのときに構成を見直すことがあります。

ご注意

AI の判定は候補の提示で、誤ることがあります。毒のある魚もいるため、食べる前・触る前には必ず実物で確認してください。

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